就職率が高いスクールほど注意したい数字の見方

数値と相談 転職について

スクールを探していると、「就職率◯%」という数字をよく目にする。
不安なときほど、この数字は心強く見える。
私自身も、そうだった。

この記事では、50代で学び直しと就職活動を経験した立場から、
スクールの就職率という数字を見るときに、
注意しておきたい点について実体験をもとに書いている。

就職率という数字の中には、
実際の働き方を見ると「就職した」とは言いにくいケースが含まれていることもある。
その点は、事前に知っておいた方がいいと感じている。

就職率という数字の見え方

就職率が高いという事実そのものを疑うつもりはない。
ただ、その数字が何をもって「就職」としているのかは、
一度立ち止まって確認した方がいい。

特に50代の場合、この点はかなり重要になる。

就職活動で感じた温度差

就職活動をしていると、転職エージェントや説明の場では、前向きな言葉を多くかけられる。
「大丈夫ですよ」「チャンスはありますよ」と言われることも少なくない。

一方で、企業側の反応はまた別だ。
年齢やこれまでの経歴を見た瞬間に、空気が変わることもある。
眉間にしわが寄る、質問が急に現実的になる。
言葉にされなくても、温度差は伝わってくる。

スクールからの「紹介」

スクールの修了時期が近づいた頃、
「こういうところがあるのだけど、バイト扱いでやってみないか」
という話を持ちかけられた。

内容はこうだった。

  • バイト扱い
  • 在宅
  • 期間は1か月の使用期間
  • 月の活動時間は、法的に問題にならないギリギリの範囲
  • 社会保険は適用されない

その時点で、少し違和感を覚えた。

条件としては、「就職した」と言えなくもない。
実際、書類上は就職としてカウントできる内容だった。

気づいたこと

話を進めるうちに、はっきりしてきた。

これは、個人のキャリアを考えた紹介というより、
スクールの就職率を上げるための紹介だということだ。

就職率という数字を作るには、
短期でも、バイトでも、雇用契約があれば十分な場合がある。
数字上は「成功」になる。

その後の経過

最終的には、別のところで就職が決まったため、この話は流れた。
新しい就職先は副業が認められていたため、
バイトとしてであれば可能だと伝え、話を進めようとした。

こちらとしては条件を明確にしたうえで「この形であればお引き受けできます」と伝えたが、
結果的に先方から断られた。

そのやり取りを経て、
最初に感じた違和感は、やはり間違っていなかったのだと感じた。

就職率を見るときに確認したいこと

就職率という数字を見るときは、
次の点を一度整理してみてほしい。

  • 正社員なのか、非正規なのか
  • 雇用期間はどれくらいか
  • 社会保険は適用されるのか
  • 修了後も継続前提なのか
  • そもそも「就職」の定義は何か

数字だけを見ると、見えない部分が必ずある。

まとめ

スクールの中には、成功事例を前面に出しているところもある。
それ自体は珍しいことではないし、学ぶ側にとって励みになる面もある。

ただ、就職率という数字の中には、
実際の働き方を見てみると
「就職した」と言えるのか迷うケースが含まれていることもある。

短期間の業務や、立場としてはかなり限定的な形であっても、
条件によっては就職としてカウントされる場合があるからだ。

だから、就職率という数字は、
表面だけで判断しない方がいいと感じている。

特に50代の場合、「就職したかどうか」よりも、
その後、どう働き続けられるかの方がずっと重要になる。

数字の高さに安心する前に、
その数字が何を示しているのかを、
一度立ち止まって確認してみてほしい。

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