50代でスクールに通う前に、私が整えた気持ちの話

プログラミングスクール 転職について

YouTubeを見ていると、セミナー参加や無料相談会へ誘導する動画をよく見かける。
学び直しを考えていると、スクールという選択肢が自然と視野に入ってくる人も多いだろう。

この記事では、50代で学び直しを考え、スクールや現場を実際に経験した私自身の体験をもとに、スクールとの向き合い方や、学び始める前に整えておきたい気持ちについて書いている。
スクールを否定するつもりはない。ただ、「学べば何とかなる」と思い込んでしまう前に、一度立ち止まって考えてほしいことがある。

YouTubeは非常に有効な学習ツール

YouTubeを見ていると、セミナー参加や無料相談会へ誘導する動画をよく見かける。
それ自体は悪いことではないと思っている。むしろ、その前段にある技術的な解説動画は非常に役に立つものが多い。

YouTubeは、見て覚え、聴いて覚えることができる優秀な学習ツールだ。
人は学ぶときに、読んで覚える、聴いて覚える、見て覚える、書いて覚えるといった方法を組み合わせて理解を深めていく。動画は、そのうち「書く」以外の部分をかなりの割合で担ってくれる。
無料でこれだけのインプット教材が手に入る環境は、正直かなり恵まれている。

無料相談会とスクールの位置づけ

問題は、その先だ。
多くの場合、無料相談会は入口に過ぎず、高額なスクールへとつながっていく。

この流れ自体を否定するつもりはない。
スクールが悪いわけでもないし、学ぶことをやめる必要もない。

ただし、ひとつだけ気をつけた方がいいことがある。

「スクールに入れば転職できる」という考え

「このスクールに入れば転職できる」
そう考えてしまうのは、少し危うい。

たとえば、東大合格をうたう塾に通えば、誰でも東大に行けるかというと、そうはならない。
塾に通いながら、本人が努力を重ねていく必要がある。
この単純な構図は、スクールでもまったく同じだ。

技術職には「学び終わり」がない

特にプログラミングなどの技術系は、学ぶことが尽きない。
基礎を覚えたら終わり、という世界ではない。
学び続けなければ、知識はすぐに古くなる。

「スクールに通って基礎を覚えれば転職できる」
これは、幻想に近い。

実際に働いて分かった現実

実際に会社に入ってみて、そのことを強く実感した。
それなりに勉強したつもりだったし、PCの知識もまったくないわけではないと思っていた。
しかし、現場は想像していたものとは違った。

コードは複雑で量も多く、動画で見ていたような初歩的な記述はほとんど出てこない。
就職後も調べることは多く、「一度覚えればあとは楽になる」などという場面は、ほぼなかった。

学び続ける覚悟が必要な仕事

これ以上勉強したくない人にとって、技術職は正直おすすめしない。
これはプログラマーに限った話ではなく、ライターやデザイナーも同じだ。
多くのことに興味を持ち、変化に対応しながら学び続ける姿勢が求められる。

50代でスクールに通う意味

スクールは魔法ではない。
人生を逆転させてくれる場所でもない。

それでも、スクールに通う意味があるとすれば、それは「自分がどこまで本気なのか」を測るためだと思っている。
学べば何とかなる、ではなく、学び続ける覚悟があるかどうか
そこを自分自身に問いかける場として使うなら、無駄にはならない。

50代の学び直しには、夢よりも先に、覚悟が必要になる。
私はそう感じている。

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