転職して戸惑ったのは、
仕事内容よりも 「会社員という立場」 でした。
私はフリーランスとして長く働いてきたため、
いわゆる「会社員から会社員への転職」とは、少し事情が違います。
それでも、
50代で未経験の業界に転職し、職場になじめるのか。
この先も仕事を続けていけるのか。
こうした不安は、私自身も強く感じていました。
立場が変わったことで生じた戸惑いや気づきは、
50代で環境を変えようとしている多くの方に、
共通する部分があるのではないかと感じています。
仕事より「人となり」を見られていた
IT業界は未経験だったため、
実務がどこまでできるかを、すぐに測られることはありませんでした。
その代わり、仕事以外の「人となり」や、
これまでどんな経験をしてきたのか
そうした部分を見られているようでした。
想像していた「会社員の職場」と違った点
思っていた雰囲気
会社員とは、組織として一体で動き、
個人よりも「会社」を優先するものだと思っていました。
実際の雰囲気
実際は、想像していたよりもマイペースでした。
それぞれが自分の役割を淡々とこなし、
働き方や意見への過度な干渉はありません。
感じたギャップ
フリーランスや自営業では、
どこまで作業を進められるかが、そのまま成果になります。
調べものや行き詰まった時間に、
ギャラの保証はありません。
一方、会社員は
考えている時間や学んでいる時間にも、きちんと給料が出る。
今さらながら、
「会社員とはありがたい存在で、会社は“神”のようだな」
と感じました。
上下関係は、年齢では測れない
先輩・後輩の関係
年齢を気にしなければ、関係はとてもシンプルです。
後に入社した人が年上でも後輩ですし、
年下でも先に入社していれば先輩になります。
私の場合だいたいは年下だったので、
全員に敬語で接することで、自然と落ち着いた距離感になりました。
話し方と距離感
人と話すこと自体に、ほとんど抵抗はありませんでした。
PTA活動や地域の役員経験もあったため、
雑談に困ることはありませんでした。
一番戸惑ったのは「社外の目」
社内では、年齢を過度に意識されることはあまりありませんでした。
役割さえ理解していれば、問題なく仕事は進められました。
一方で、取引先の反応は少し違いました。
紹介や打ち合わせの場で、
年齢に戸惑っている様子を感じることがありました。
特にリーダーが若い場合、
年上のメンバーは「扱いづらい存在」と見られがちです。
こちらが主張していなくても、
先回りして気を遣われたり、距離を取られたりすることもありました。
それでも、
年齢を隠したり、無理に若く振る舞う必要はないと感じています。
大切なのは、
- 出しゃばらないこと
- 求められた役割に集中すること
年齢は変えられませんが、
役割や行動は、自分で調整できます。
転職直後に心がけていたこと
意識して努力するというよりも、次のような点に気を付けていました。
- 無理に馴染もうとしない
- まずは話を聞く
- 余計な経験アピールをしない
「自分が何ができるか」よりも、
今、何を求められているのか を注意深く観察するようにしました。
振り返って思うこと
雰囲気は、時が経てば見えてくる
焦らなくても大丈夫です。
観察していれば、職場の空気は少しずつ見えてきます。
年齢はついて回る
年齢だけで判断され、
候補から外されることも現実としてあります。
それでも、
きちんと見てくれる人はいます。
姿勢や取り組みを評価してくれる人も、必ずいます。
まとめ:50代の転職で大切なこと
50代の転職で大切なのは、
技術や経験だけではありません。
同じように環境の変化に戸惑っている方へ。
焦らなくても大丈夫です。
見てくれている人は必ずいます。
年齢を気にしすぎる必要はありませんが、
それでも、ついて回るのも事実です。
「そういうものだ」と受け止めた上で、
自分のできることを積み上げていく。
それが、50代の転職で一番大切なことだと感じています。
次の記事では、
50代で転職して「実際に評価されやすかった行動と考え方」について、
もう少し具体的に書いてみようと思います。


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